ペットの毛が服につきにくくなる方法とは?6つの対策を紹介

残念ながら、ペットの毛が全くつかなくなる方法はありません。しかし、工夫次第で大幅に減らすことは可能です。

今回は、犬を30年以上飼育している私が実践している、ペットの毛が服につきにくくなる対策をご紹介します。

毛がつきにくい素材の服を選ぶ

服を手に持っている写真

服の素材選びを工夫することで、ある程度ペットの毛がつきにくくなります。

表面がなめらかで凹凸の少ない素材は、毛が付きにくいと言われています。

例えば、以下のような素材です。

  • ナイロン
  • サテン
  • シルク

一方、ニットやフリースのように凹凸の多い素材は、毛がつきやすいとされています。

服の組み合わせを考える

ニットとジーンズとメガネの写真

重ね着をする時期は、服の組み合わせを考えることも重要です。

衣類同士がこすれ合うと静電気が発生し、その影響でペットの毛が服に付きやすくなってしまいます。

静電気が発生する仕組み

衣類の素材には、プラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯びやすいものがあります。

このプラスとマイナスの異なる性質の素材がこすれ合うと、静電気が発生しやすくなります。

一方で、プラス同士やマイナス同士の組み合わせでは、静電気が発生しにくいという性質があります。

プラスに帯電しやすい素材は、

  • ナイロン
  • ウール
  • レーヨン

など。

マイナスに帯電しやすい素材は、

  • アクリル
  • ポリエステル
  • アセテート

などが挙げられます。

先程ペットの毛がつきにくいと紹介したナイロン(プラスに帯電しやすい)も、ポリエステル(マイナスに帯電しやすい)と組み合わせて着ると、静電気が発生しやすくなり、かえって毛が付きやすくなってしまいます。

なお、綿や絹、麻などの天然素材は帯電しにくく、こすれ合っても静電気が発生しにくいとされています。

服につくペットの毛を減らすために、これらの素材をうまく取り入れるのがポイントです。

静電気防止スプレーを使う

スプレーボトルの写真

静電気が原因でペットの毛が服に付きやすくなるため、静電気防止スプレーを使うのも効果的な対策です。

服を着る前にサッとスプレーすることで、ペットの毛や静電気の付着を防げるだけでなく、商品によっては花粉の付着防止効果も期待できます。

専用洗剤で洗濯する

干されている洗濯物の写真

ペットの毛がつきにくくなる効果のある洗濯用洗剤を使うのもおすすめです。

通常の洗剤より価格はやや高めですが、粘着ローラーで毛を取る手間を減らせるなどのメリットがあります。

また、静電気防止効果があるものや、消臭成分が配合されている商品など、嬉しい効果も

完全に毛がつかなくなるわけではありませんが、付着する毛の量が減ったり、毛が取れやすくなるだけで、お手入れがぐっと楽になりますよ。

柔軟剤を使って洗濯する

洗濯機とランドリールームの写真

洗濯時に柔軟剤を使うと、衣類の表面がなめらかになり、摩擦が減ることで静電気の発生を抑える効果があります。

ただし、犬や猫などのペットは人間より嗅覚が敏感なため、香りの強い柔軟剤はおすすめしません。

使用する場合は、無香料のものを選んでくださいね。

加湿器を使う

加湿器の写真

加湿器で部屋の湿度を上げると、空気中の水分量が増え、帯電した電気が空気中に逃げやすくなるため、静電気の発生を抑えられます。

加湿は静電気対策だけでなく、肌や喉の乾燥を防ぎ、風邪予防や花粉症対策にも役立ちますね。

ペットをブラッシングする

ブラッシングされている犬の写真

ペットにブラッシングをすることで、抜け毛の飛散を減らすことができます。

ブラッシングは抜け毛対策だけでなく、新陳代謝を促し、皮膚や被毛の健康を保つ効果があります。また、全身の状態を観察することで、病気の早期発見にもつながります。

ブラッシングの時間は、ペットとのコミュニケーションの一環にもなりますね!

ブラッシングの際は、グルーミングスプレーの使用をおすすめします。

スプレーを使うことでブラシの通りがよくなるだけでなく、静電気防止効果のあるものを選べば、衣類への毛の付着防止にも役立ちます。

まとめ

服にペットの毛がつきにくくなる7つの方法をご紹介しました。これらを取り入れることで、服につくペットの毛を減らすことが可能です。

私自身、毛の付着が少し減るだけでも、かなり楽に感じました。

ぜひ皆さんも実践してみてくださいね!